変形性膝関節症で膝に水がたまる理由

query_builder 2025/03/03
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変形性膝関節症で膝に水がたまる理由

変形性膝関節症(OA:Osteoarthritis)は、膝の軟骨がすり減ることで炎症が起こる病気 です。炎症が続くと、関節の中にある「滑液(かつえき)」という液体が過剰に分泌され、膝に水がたまります。


1. 変形性膝関節症と関節液の関係

✅ 関節液とは?

膝関節の中には「滑液」と呼ばれる液体があり、次のような役割を果たしています。

  • 関節の潤滑(スムーズな動きを助ける)
  • 軟骨への栄養補給
  • 衝撃の吸収

しかし、炎症が起こると滑液が増えすぎてしまい、膝に水がたまるのです。


2. 変形性膝関節症で水がたまる流れ

🔹 軟骨がすり減る

・加齢や長年の負担によって膝の軟骨がすり減る
・クッションの役割が弱まり、関節の骨同士が直接こすれ合う

🔹 炎症が起こる

・軟骨がすり減ることで関節内に炎症が発生
・炎症を抑えようと、関節が「滑液」を多く分泌する

🔹 滑液の過剰分泌 → 膝に水がたまる

・関節液が必要以上に増え、膝が腫れてしまう
・腫れによって痛みや動かしづらさが生じる


3. こんな症状が出ることも

膝の腫れ・熱っぽさ → 関節に水がたまると腫れが目立つ
膝の動かしづらさ → 曲げ伸ばしがしにくくなる
痛みの悪化 → 長く歩いた後や立ち上がる時に痛みが増す
膝の違和感(張った感じ) → 水がたまることで重く感じる


4. 鍼灸院での治療

🏥 当院の対応

① エコー(超音波画像診断装置)で検査

  • たった 1分程度 で水がたまっているか確認可能
  • 必要な方には画像を印刷してお渡しします

② 鍼灸施術

  • 水を抜く施術はできません が、歩くときの痛みを和らげる施術を行います

③ 超音波治療機の使用

  • 捻挫や骨折時にも使われる治療機で、痛みを軽減し回復をサポート

④ 手技療法

  • 痛みでこわばった筋肉をほぐし、膝への負担を軽減
  • かばって歩くことで他の部位が痛くなることも多いため、全身のバランスを調整

5. 自宅でできる予防とケア

膝を冷やす → 急な腫れや炎症にはアイシングが有効
適度な運動 → 太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えて膝への負担を軽くする
サポーターの活用 → 膝を安定させ、衝撃を和らげる
姿勢の改善 → O脚やX脚を防ぎ、膝の負担を減らす


6. まとめ

変形性膝関節症では、軟骨がすり減ると炎症が起こり、水がたまりやすくなる
膝の腫れ・痛み・動かしにくさが主な症状
エコー検査、鍼灸施術、超音波治療、手技療法で症状の改善をサポート
筋力トレーニングや体重管理で予防も可能

膝の腫れや痛みが続く場合は、早めに適切な治療を受けましょう!


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凪鍼灸院

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